ミレニアル世代の若者、賃金格差埋められず=米NY市が報告書

米ニューヨーク市が報告書

 4月25日、ニューヨーク市の報告書によると、2007─09年のリセッション以降に就職した若者はそれ以前の世代に比べ賃金が低く、格差を埋められない可能性がある。写真は2008年1月、タイムズスクエアに流れたニュース見出し(2016年 ロイター/Jeff Zelevansky)

[ニューヨーク 25日 ロイター] - 米ニューヨーク市の報告書によると、2007─09年の米景気後退期(リセッション)以降に市内で就職した「ミレニアル世代」の若者は、それ以前の世代に比べて賃金水準が低く、職業人生の最後までその格差を埋められない可能性があるという。

1985─96年生まれと報告書で定義されたこの世代は、高所得とされる金融や法律関係の職がなく、接客や小売りなど低賃金の求人が急増していた時期に、社会人となった。そのため、上の世代に比べて平均所得が20%低い水準にとどまっている。

景気後退期に就職すると、何年にもわたって低賃金や、社会的評価の低い仕事に甘んじる傾向があり、幸福度も低いことが学術調査で判明している。同市の報告書はさらに踏み込んで、2010年以降は「財政赤字の抑制」が国民の関心事となったため、「21世紀に入って成人を迎えた世代に、大きな負担を強いることになった」との見方を示した。

*本文中の誤字を修正しました。

ビジネスの人気記事
トピックボードAD
関連記事
  • 最新の週刊東洋経済
  • 晩婚さんいらっしゃい!
  • ポストコロナのメガ地経学ーパワー・バランス/世界秩序/文明
  • 自衛隊員も学ぶ!メンタルチューニング
トレンドライブラリーAD
人気の動画
地方スーパーが撃沈「コスモス薬品」の破壊力
地方スーパーが撃沈「コスモス薬品」の破壊力
パチンコホール「ガイア」店舗撤退で大激変する勢力図
パチンコホール「ガイア」店舗撤退で大激変する勢力図
ネットで生卵がメチャメチャ売れる驚きの理由
ネットで生卵がメチャメチャ売れる驚きの理由
やる気を削がれる人と奮起する人の決定的な差
やる気を削がれる人と奮起する人の決定的な差
アクセスランキング
  • 1時間
  • 24時間
  • 週間
  • 月間
  • シェア
トレンドウォッチAD
SDGsが迫る企業変革<br>ビジネスと人権

サプライチェーンの中で起きる人権侵害への意識が高まっています。欧米では法制化が着実に進展し、企業に対し人権リスクの把握と対策を求める動きが顕著に。欧米に比べて出遅れている日本企業の現状を多角的に検証します。

東洋経済education×ICT