イー・アクセス出資引き下げ構想認める 孫社長「買収する前から考えていた」
9月に発売されたアイフォーン5に関しては、さまざまな調整でソフトバンクのアイフォーンはKDDIより電池の持ちがよくなったとアピール。販売面でも、当初はテザリング非対応などでリードを許したが、下取りなどのキャンペーンや在庫を確保できてきたことで、直近では巻き返しているとした。
また、国内の電波状況について「米国スプリント社を買収したことで、国内のネットワーク品質をなおざりにはしない」とし、設備投資計画の前倒しを表明。高速通信サービス「LTE」でも、26日に実施した調査(乗降客の多い全国のJR1000駅で電波状況を調べた)でKDDIのアイフォーンと比較し、つながる駅の数、通信速度の両方でKDDIを上回ったとしている。
買収を決めた米国スプリント社に関しては、「足元の契約数の減少は合併前の旧ネクステルで来年に停止するサービスの影響。スプリント自体は大幅に契約数を伸ばし、ARPUも伸びている。赤字幅の拡大はネクステルの設備を加速償却しているため。今はバウンドの出端だ」と力を込めた。今後は設備投資を加速し、ソフトバンク流の戦略で業績を改善させる方針だ。ただ、具体的な戦略に関しては、従来通りノーコメントとした。
(田邉 佳介 =東洋経済オンライン)
記事をマイページに保存
できます。
無料会員登録はこちら
ログインはこちら
印刷ページの表示はログインが必要です。
無料会員登録はこちら
ログインはこちら