「1年で再婚したい!」はこうやって実現する 20年連れ添った妻に離婚を切り出され…

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再婚して変わったこともあります。お互いに感謝の気持ちを忘れずに誉め合うことです。好きな料理を中心に家事は率先してやっています。彼女のほうは「掃除魔」です。私のものもどんどん片づけられてしまいます。でも、ありがたいと思っていますよ。

何歳になっても人は変われます。以前は毎晩暴飲暴食をしていて体重が82キロもありました。日曜日以外は摂生している今は66キロです。休みの日の外食も1日に1回だけ、と奥さんに言われています。私はフランス料理が大好きなのですが、相手に合わせられるようになりましたね。たまには中華でもいいかなと思うようになりました。年を取って欲が少なくなったのかもしれません。

デート成立のマッチング率100%!

――最後に、お店で開催されている「出逢いナイト」について教えてください。デート成立のマッチング率100%というのは驚異的です。

今までに6回開催していて、第3回ぐらいにノウハウが確立しました。こういうイベントに集まるのは異性をなかなか口説けない恋愛温度の低い人たちなので、心理的なハードルを下げてあげることが必要です。

最初は「必ず3人にはデートを申し込む。申し込まれたら断ってはいけない」というルールを設けました。ルールにすれば誘いやすいでしょう。それでも、座席に座りこんで話しかけられるのを待っていたりする女性もいました。面と向かってデートを申し込むのは難しいのですね。

その後は、また会いたいと少しでも思った人を5人書いてイベント後に提出してもらうことにしました。それでも3人しか書かない人もいます。もったいないですね。ちょっと賢い人は7人ぐらいの名前を書いたりしますよ。

料金は男女とも8000円です。普通の婚活パーティと比べると高いと思われるかもしれませんが、8000円分の料理とドリンクを提供しているのでお得ではないでしょうか。デートの申し込み希望は私がエクセルで管理して、それぞれにメールを送っています。お一人に対して平均すると5通はメールしているので、毎回40人で200通ですよ。すべて私がボランティアでやっています。

第5回、第6回と連続で100%のマッチングを達成しています。第5回は平均5.2人、第6回は6.2人の相手とマッチングしており、すでにご成婚のカップルも誕生しました。

30代になっても結婚していないのは異性をなかなか好きになれない人たちです。出逢いナイトで少し話しただけで好きになるのは難しいでしょう。でも、2時間ぐらいデートしてみたら、何かしらいいところが見つかるものです。そこを好きになればいい。だから、デートのお誘いが来たらチャンスだと思って必ず受けて下さい、とお伝えしています。

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飲食と旅行が大好きな女性と一緒に暮らしたい――。ゴージャスな経歴を持つ両角さんの「結婚の条件」は意外なほど素朴で可愛らしいものだった。年齢を重ねて、予想外の離婚も経験し、お店をゼロから育てる苦労もして、傲慢さではなく謙虚さを身に着けたのだろう。だからこそ、知り合いやお客さんも婚活を助けてくれたのだ。最初から「高学歴で高収入の理系キャリア美人でなければダメ」などと公言していたら、現在の奥さんと出会えなかったかもしれない。

相手に求める条件を2つに絞り、自分が相手に提供できることは何かもちゃんと考える、という両角さんの婚活方針には隠された意図があったと思う。謙虚になり、サービス精神を持つことを覚えれば、素敵な異性に選んでもらえる確率が高まるということだ。経歴や収入の「素敵さ」ではない。本当の意味での賢さと優しさを持った人と結ばれることは残りの人生を豊かにする。両角さんの経験と教えから学べることは多い。
 

大宮 冬洋 ライター

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おおみや とうよう / Toyo Omiya

1976年埼玉県生まれ。一橋大学法学部卒業後、ファーストリテイリングに入社するがわずか1年で退社。編集プロダクション勤務を経て、2002年よりフリーライター。著書に『30代未婚男』(共著、NHK出版)、『バブルの遺言』(廣済堂出版)、『あした会社がなくなっても生きていく12の知恵』『私たち「ユニクロ154番店」で働いていました。』(ともに、ぱる出版)、『人は死ぬまで結婚できる 晩婚時代の幸せのつかみ方』 (講談社+α新書)など。

読者の方々との交流イベント「スナック大宮」を東京や愛知で毎月開催。http://omiyatoyo.com/

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