ついにニコ動も巻き込んだエヴァンゲリオン なぜ動画サイトがアニメとコラボ?

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エヴァンゲリオンはもともと1995~96年にテレビ東京系列で初放映されたアニメシリーズ。アニメを制作したのはガイナックス。15年以上経った今も人気を保ち、各種グッズだけでなく遊園地のアトラクションや限定のコンビニエンスストアなどにも使われている。幅広い世代の間で人気が高く、女性ファンも多い。

実はこのエヴァブームの発端がパチンコにあることは意外と知られていない。遊技機の企画開発商社フィールズが2004年にパチンコ機を初投入。3万~5万台を売ればヒットと言われた当時、12.5万台の販売数を記録した。このときアニメ放映が終了していながら、パチンコ化を機に従来とは異なるファン層が拡大。DVDソフトの販売・レンタルが活性化したほか、映画シリーズで新作が続々とつくられるなどの波及効果を呼んだ。

 


エヴァンゲリオンのパチンコ機は人気が高い

 

niconicoもその人気にあやかろうというのが今回の戦略だ。niconicoは10月25日からエヴァンゲリオンのテレビシリーズ放送分である全26話を一挙配信。13年正月にも同様に配信する。エヴァ人気にあやかりながら、新たなエヴァファンを獲得していくことも考えられる。パチンコ発のエヴァブームはまだ衰えていないようだ。

(タイトル横写真は17日に東京・六本木のイベント会場「ニコファーレ」で発表されたniconicoの「エヴァンゲリオンMODE」)

(武政 秀明 =東洋経済オンライン)

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