日本の外航海運業界の見通しはネガティブ 《ムーディーズの業界分析》


 ムーディーズは、日本郵船の船舶および航空機に対するここ数年の積極的な設備投資が財務の柔軟性を圧迫していること、ならびに海運・航空貨物市況が停滞しており、先を見通すのが困難なことを懸念している。財務内容の改善に向けた日本郵船の方針を注意深く注視していく。

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日本郵船は8月21日、NCAと日本航空の航空貨物事業の再編統合に向け、日本航空と協議の開始に合意した、と発表した。2010年4月1日に新体制での事業開始を目標に、協議を進めるとしている。協議合意後の新体制がどのような形態になるのか、またその新体制を整えるまでの日本郵船の負担がどのような規模になるのか、現時点では未定である。しかし、NCAが日本郵船の収益および財務に与えてきた負担が新体制によって軽減される可能性もある。ムーディーズはこの協議の進捗についても注視していく。

ムーディーズはまた、商船三井についても、近年活況を呈した後に停滞している海運市況を考慮すれば、設備投資計画を含む財務方針がますます重要になってゆくと考えており、その変化に注目していく。

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