佐賀、一風変わった「LINE観光案内」の意図 「人に会いに行けるサービス」は全国初
佐賀県はスマートフォンアプリ「LINE」(ライン)を使い、「人」をテーマにした観光案内を始めた。有田焼や佐賀牛、有明海など佐賀の名産品や名所に関わる約150人が登録されており、会ってみたい人を選ぶと、その人がいる場所やルートが表示される。
「人に会いに行けるサービス」で勝負
「抱(いだ)く県、佐賀 SAGA MONOGATARI(さが ものがたり)」と名付け、観光客に「熱い思いを抱く佐賀の人」の魅力に触れてもらおうと企画した。観光地や飲食店を紹介するサイトはこれまでもあったが、連動する地図アプリを使って「人」に会いに行けるサービスは全国初の取り組みという。「抱く県、佐賀」は斬新なネーミングでネット上でも話題になっている。
「自然」「食」「文化」などジャンルごとに、有名な酒蔵の店主や画家など約150人が登録されている。会ってみたい人を選ぶとその人がいる場所の地図やルート、距離が表示される。
事前の予約は不要。「抱く県」にちなんで、県の担当者は「ハグやハイタッチ、握手など、できるだけ身体的なコミュニケーションを取って記念撮影してほしい」と話す。
撮った写真はLINE上のアルバムに登録できるほか、他のSNSとも連動できる。県の担当者は「旅の魅力は人との出会いにある。スマートフォンの中に、あなただけの物語を」と利用を呼び掛ける。
利用方法はLINEのアプリをダウンロードし、観光案内の公式アカウント(@i-daku-saga)に登録する。公式ウェブサイトは「抱く県、佐賀」で検索。27日までプレゼントキャンペーンも行っており、一番多くの写真を撮った人に県出身のお笑い芸人おほしんたろうさんの漫画などを贈る。
問い合わせは県おもてなし課、電話0952(25)7098。
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