伊藤理佐夫婦、子育てでまともな生活になる 吉田戦車×伊藤理佐夫婦の「産後対談」(3)
伊藤:あと親になって変わったのは、我慢する、待つことを覚えたことかな。仕事柄、人を待たせることが多かったけど、子どもが産まれてから待たされることが増えた。子どもが遊んでいる間も、おっぱい飲み終わる間も、常に待たされて…。歴代の担当編集者さんたちに仕返しをされてる?呪われてる?と疑うほどですよ。この年で、そんなことができるようになったのが、ステップアップなのかダウンなのかわからないけど、やっと普通の社会人になれたかな?と。
我慢する、待つことが増えた
吉田:家族で動物園に行ったときも、「かわりばんこでウォーキングしようよ」って言うと、「見てるから行ってきていいよ」って、遊具コーナーで遊んでいる娘をずーっと待ってたよね。その間にこっちは動物園を3周ぐらいして。
伊藤:ああいうところにいる他のお母さん、普通に待ってるんだもん。
吉田:辛抱強くなったよね。遅くに産んだ子というのもあって、「いま一緒にいなきゃ損だ。目を離したらあっという間にでかくなっちゃう」って言っていたこともあったしね。
伊藤:私ももう40代半ばだし、吉田さんも52だし、娘が成人する頃は老人だねぇ。
吉田:できるだけ娘に介護されないように長生きしなきゃ、っていうのはやっぱり強く思う。同世代で死んでいく人も結構いるから、減塩を心がけたりはしています。あと20年、できれば30年は元気でいたいね、お互い。
※プロフィールは記事掲載時点の情報です。
(編集/山上景子 文/樺山美夏)
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