投資銀行が邦銀に屈した日 北村慶著

投資銀行が邦銀に屈した日 北村慶著

「投資銀行時代」の終焉は疑問の余地がない。ただしその機能がどのように変化、維持されるかは今後の課題である。というわけで、金融バブルを生んだ彼らの手法と生態をドキュメンタリータッチも交えながら解き明かし、その中から国際的な金融秩序がどう収まっていくかを展望している。

今回のバブルの仕組みについては類書にはない分析があるほか、日本での投資銀行の荒稼ぎから、「市場」を救った日本の金融機関の決断まで満遍なくカバーされている。厳しく責任を問われるべきなのに、取り上げられることの少ない格付け会社についてもページが割かれていて興味深い。

バブル発生の容疑者としてグリーンスパンの言動に言及する一方で、警告を重ねていたバフェットにも触れている。同氏は投資行動を劇的に変化させたことでも注目されるが、終章では、個人として今後どのように金融資産を動かしていくべきか具体的な提案があって大いに参考になる。(純)

東洋経済新報社 1680円

詳しい紹介ページはこちら
Amazonで見る
楽天で見る

ライフの人気記事
トピックボードAD
関連記事
  • 高城幸司の会社の歩き方
  • 日本人が知らない古典の読み方
  • ポストコロナのメガ地経学ーパワー・バランス/世界秩序/文明
  • 就職四季報プラスワン
トレンドライブラリーAD
アクセスランキング
  • 1時間
  • 24時間
  • 週間
  • 月間
  • シェア
トレンドウォッチAD
おうちで稼ぐ、投資する!<br>在宅仕事図鑑

コロナ禍の下、世代を問わず広がったのが「在宅で稼ぐ」ニーズ。ちまたにはどんな在宅仕事があり、どれくらい稼げるのか。パソコンを使った「デジタル小商い」と「投資」に分け、誰にでもできるノウハウに落とし込んで紹介します。

東洋経済education×ICT