バレーボール大山加奈が苦しむ"後遺症"の過酷 益子直美さんと考える「バレー界を変える方法」

スポーツの目的の1つは健康体でいるためなのに…
――大山さんは26歳で現役を退かれました。非常に早い引退の背景には、重いスポーツ障害があったと聞いています。
大山加奈(以下、大山):脊柱管狭窄症ですね。通常はご高齢の患者さんがほとんどなのに、20歳そこそこで発症してしまって。(医師からは)小学校の頃からのオーバーユースで、体が出来上がる前からスパイク動作を繰り返してきた影響だと言われました。
益子直美(以下、益子):今でも痛いんだよね?
大山:そうですね。しびれを感じることはあるし、歳を重ねていくにつれ不安ですね。
益子:スポーツの1つの目的は健康体でいるためなのに。本末転倒だね。
大山:バレーボールをやれて本当によかった!ってうれしい反面、バレーをやってきたせいで……と思うことも正直ありますね。この経験は絶対に無駄にしちゃいけない。バレーを選んでくれたすべての子どもたちを幸せにしたい。バレーやってよかったなって思ってもらいたい。そんな思いで活動しています。
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