発送電分離で東京電力はどうなる--送配電の広域支配で巨大化も?

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もっとも、発送電分離が既存の電力会社にとってマイナスに働くとは言い切れない。電力は規模の経済が働く分野だ。発電については、新電力が参入しても規模が大きくノウハウも持つ大手電力会社にのみ込まれかねない。送配電についても、専門委は広域運用を目指しており、今後東西2社などに集約される可能性もある。その際、有利なのは系統資産を多く持つ東電など大手電力であり、仮に送配電部門をグループ内に抱えることができれば、連結の収益は膨らむ。電力会社は戦い方次第で、地域を超えた巨大企業となるかもしれない。

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(週刊東洋経済2012年8月25日特大号)

記事は週刊東洋経済執筆時の情報に基づいており、現在では異なる場合があります。
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