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グローバル人事の「目」(第6回)--海外拠点で「価値観」を浸透させる極意とは?

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浸透施策に用いたワークマットに、
(1)価値観を表すシンプルな単語と写真を用いて国籍や宗教が異なっていても共通のイメージを描けるようにする。
(2)模造紙大のワークマットの上で常に価値観を表すビジュアルが見えるようにして常に意識させる。
(3)ミスにつながった仕事上判断に困る10のケースを用意して討議させる。といった工夫を取り入れた。

参加者からは「現場判断に会社の価値観をどのように反映させればいいのか、よく理解できた」と高い評価を得た。

またこのワークマットでは、ファシリテーターの技量が高くなくてもディスカッションを進めていくことができる。これに魅力を感じた参加者がこのワークマットを職場に持ち帰り、ファシリテーターとして部署毎に価値観浸透を自主的に行うことも出てきた。その結果、現場の判断のブレによるミスは激減して、ほぼ0に近くなり、現地法人の従業員満足度も5段階中3から4.4までスコアが向上した。

松本利明(まつもと・としあき)
人事ジャーナリスト、コンサルタント、HRストラテジー代表、MSC(マネジメントサービスセンター)エクゼクティブアドバイザー、プライスウォーターハウスクーパース、マーサー・ジャパン、アクセンチュアのプリンシパルを経て現職。外資系・日系の大手から中堅企業までの組織・人材マネジメント改革に従事。クライアント数は18年間の累計で300社を超える。著書に 『M&Aを成功させる組織・人事マネジメント』(日本経済新聞社)。寄稿、講演多数。

 

 

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