ミネベアが、民事再生手続きを申し立てたシコーの支援に名乗り。シコーの技術力取り込み小型モーターの競争力強化

ミネベアが、民事再生手続きを申し立てたシコーの支援に名乗り。シコーの技術力取り込み小型モーターの競争力強化

ミニチュアベアリング世界最大手で、小型モーターやLEDバックライトなどを展開するミネベアは8月10日、東京地方裁判所に民事再生手続きを申し立てたシコー(東証マザーズ上場)とスポンサー契約を締結、今秋までに事業譲渡契約を締結すると発表した。ミネベアはシコーのもつ高い技術力に着目。自社のもつ小型モーターの技術にシコーのノウハウを取り込み、競争力強化につなげたい考えだ。

シコーはパソコンや携帯電話などに内蔵される小型モーターの有力メーカー。2005~06年には、携帯電話用小型カメラのオートフォーカスに使用されるリニアモーター(AFLモーター)の世界最小化に成功。スマートフォン向けの需要増加とともに業績を拡大してきた。約600件の特許を保有し、高い技術力に定評がある。しかし、為替デリバティブ取引の差損益決済、レアメタルなど原材料価格高騰や、製造子会社である中国工場での人件費上昇、大手スマホメーカーからの受注減などが収益を圧迫し、今回の民事再生法手続き申し立てに至った。

一方、ミネベアの小型モーター(回転機器事業)の部門売上高は913億円(12年3月期)と、主力製品のベアリングなど機械加工品と並ぶ規模だが、損益面では部門営業赤字41億円(同)と厳しかった。今夏には韓国の小型モーターメーカー・モアテック社を買収。規模拡大と同時に生産・開発の効率化を進め、今期中の部門営業黒字化を目指し、損益改善に取り組んできた。
 

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