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「お団子ヘアとTシャツ姿」に賛否も…チームみらい・安野貴博党首の《"異端な"ビジュアル戦略》が、意外と多くの支持を集めた背景

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  • 安積 陽子 ニューヨーク州立ファッション工科大学主任講師/国際イメージコンサルタント
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支持層がそこに重ねたのは、形式的な、または理想化された虚像ではなく、必要に応じて互いに率直な意見を交わし、目的のためにリソースを出し合う、極めて現実的で現代的な協力関係の姿だったのではないか。

衆議院選中、安野氏(写真右)の隣で演説をする黒岩里奈氏。演説やトークがうまいと定評があり、これまでの政治家の妻は「内助の功」というイメージを打ち壊した(画像:「チームみらい」公式Instagramより)

安野氏に覚える「一抹の不安」

今後、安野氏に対して、政府からデジタル関連の要職のポストを打診される可能性は否定できない。これは大きな飛躍のチャンスであると同時に、慎重な判断を要する局面でもある。

強力な支持基盤を持たない状態での入閣は、巨大な官僚機構の中で、実質的な権限を持たないまま「新しい政治の看板」として消費されてしまうリスクを伴う。

いわゆる「顔」としての役割にとどまってしまえば、彼らが本来目指していた構造的な改革は遠のくことになってしまう。

今回の躍進において象徴的だったのは、得票数が候補者数を上回り、他党へ議席を譲る形となった地域があったことだ。

これは、急成長する期待に対し、組織としての基盤整備が急務であることを示唆している。安野氏個人の発信力に依存する段階を超え、今後は当選した議員たちが専門性を発揮する「実務家集団」へと進化することが求められるだろう。

11議席という数字は、新たな可能性を期待する有権者からの、重みある負託そのものである。彼らが単なる一時のブームにとどまるのか、あるいは永田町の慣習と調和しながら、社会システムを具体的に改善する「実装チーム」として根づくのか。

彼らが理想論に逃げず、国会の現場でどれだけ具体的な実務能力を示せるか。そして、イメージを「実力」へと変換し、これまでの政治には欠けていた納得感を生み出せるのか。

古びた永田町の慣習と衝突しながらも、具体的な成果を結実させることができたとき、初めて彼らの掲げる「未来」は現実のものとなる。

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