「お団子ヘアとTシャツ姿」に賛否も…チームみらい・安野貴博党首の《"異端な"ビジュアル戦略》が、意外と多くの支持を集めた背景

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重要なのは、その人物の能力が先入観を凌駕するかどうかだ。11議席を得た安野氏にとっても、若々しく軽やかなイメージをいかに「実務的な実行力」へと転換し、実績で疑念を上書きできるかが、今後の真の試練となるだろう。

永田町の空気を変えた「ミントグリーン戦略」

安野氏という存在が、これからの政治への期待そのものを象徴しているならば、チームみらいが掲げるテーマカラーの「ミントグリーン」は、彼らが目指す社会のあり方を象徴している。

チームみらい
政党カラーである「ミントグリーン」を前面に出した公式サイト(画像:「チームみらい」公式サイトより)

既存政治が好んできた色は、誠実や統治を意味する「紺」、あるいは情熱や闘争を象徴する「赤」だ。紺は安定と管理、赤は動員と対立を想起させ、いずれも「力」を前面に出す政治の色と言える。

これに対し、ミントグリーンは赤や紺のような緊張感や統制を感じさせる色ではない。色彩心理学において、グリーン系統は「安心感」「安定」「平和」を象徴し、見る者にリラックス効果を与える色だ。

中でも明るいミントは、古びたものを一新する「再生」のイメージを持つ。そこから伝わるのは、何かを壊すことや守ることに汲々とするのではなく、既存の社会システムを「静かに整え直す」という態度である。

テクノロジーを誇示するのではなく、生活に溶け込む「当たり前の基盤」と捉える新しい世代にとって、主張しすぎず環境に調和するミントグリーンは、そのフラットな価値観を象徴する色と言える。

安野氏の最大の強みは、感情の起伏を抑えた安定感にある。

従来の政治家は、敵を作り、怒りや熱狂を燃料に支持を広げる手法を多用してきた。しかし安野氏は、声を荒らげず、常に一定の落ち着いたトーンを維持する。

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