メルセデス・ベンツ140周年の日に登場「新型Sクラス」50%刷新ビッグマイナーチェンジの威力
世界最古の自動車メーカーはフランスのプジョーだといわれているが、世界で最初にエンジン車を送り出したのはメルセデス・ベンツ。
カール・ベンツが「パテント・モトール・ヴァーゲン」を作りあげ、特許を取得してから、2026年1月29日で140周年を迎えた。
それを記念して、メルセデス・ベンツは本社のあるドイツ・シュトゥットガルトで、大々的なイベントを開催。同時に、新しい「Sクラス」を発表した。
私などは、1986年に同社が100周年を大々的に祝っていたのを覚えているので、そこから40周年も経ったのかと感慨深い。
つねにひとつの方向へ向かうことしか知らない
自動車メーカーで重要なのは、技術の蓄積といわれる。
メルセデス・ベンツは、あらゆる気候、さまざまな状況、多くの用途といったものに応じて、エンジンや駆動システムを手がけ、そのデータを保管しているという。
たとえば40年代のソ連、零下40度の気候下で同社のディーゼルエンジンが停止したとき、原因を徹底的に分析して資料にしたとも聞いたことがある。
2000年代に「そんな資料、チェックしたことある?」と、私は、メルセデス・ベンツのエンジン設計者に訊ねてみた。
そのときは「え? あいにく知りません」という答えで肩透かしをくったものだ。ただし、「存在しても不思議ではありませんね」と、その設計者はつけ加えていた。
「最善か無か」という企業スローガンをもつメーカーである、メルセデス・ベンツの製品をずっと見てきた私にとって、上記の資料保管のエピソードは“いかにも”と腑に落ちる思いがしたのである。
メルセデス・ベンツは、「(140年間)つねにひとつの方向へ向かうことしか知らない」と、今回の140周年に寄せたプレスリリースに記している。
そして、さらに「それは前進だけ」と言葉が続く。つねに固定観念を捨てて自動車づくりをしてきた。そううたっているのだ。



















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