メルセデス・ベンツ140周年の日に登場「新型Sクラス」50%刷新ビッグマイナーチェンジの威力
「140年前に自動車を作ったときと同様のパイオニア精神で、類のない先進的エンジニアリング、人間中心の設計、なめらかに使用できる技術を実現し、世界でトップクラスの人気を誇る車両を実現してきたのです」
メルセデス・ベンツグループ取締役会のオラ・ケレニアス会長は、今回そんなコメントを発表している。
140周年を迎えたのを機に、メルセデス・ベンツでは「これまでで、もっとも大きな新車攻勢をかけていく」とし、2年間で40台の新車を送り出すという。
その第1弾が、ビッグマイナーチェンジを受けたSクラスだ。シルエットを見ると、従来型と変わっていない。でも「50%の部品を再設計あるいは改良しました」と、メルセデス・ベンツのエンジニアは言う。
Chat-GPT、Bing、Google Geminiを搭載
私はこの新型Sクラスの発表に先んじて、25年11月にシュトットガルトで乗る機会があった。
「もっとも包括的なアップデート」とうたわれている、新しいSクラス。
注目点は、水冷が採用されたスーパーコンピューター。「MB OS」と呼ぶ車両用のオペレーティングシステムを搭載している。
処理速度を上げるとともに、ドライブ関連の「MBドライブ」とインフォテインメントの「MBUX」の統合制御。
MBドライブは、運転支援システムが含まれていて、センシング能力を高めるとともに、ホイールリムを接触させないなど、パーキングアシストでより高度な機能をもたらしている。
最新の「MBUX」の特長は、「Chat-GPT4o」「Microsoft Bing」、それに「Google Gemini」をひとつのシステムに収めている点だ。
「ハイ、メルセデス」の呼びかけによる起動は、前後すべての席の乗員が行える。バーチャルアシスタントも使っていて、モニターのゼロレイヤーに登場する。
140周年イベントの会場の画像を見てもわかるとおり、まず目をひくのは、イルミネーテッドグリルだ。
グリル自体の面積を20%拡張し、そこに「スター」と呼ばれる同社のロゴでおなじみ三芒星を多数(数が発表されていない)配している。
25年に登場した新型「CLA」や同「GLB」でもオプションで用意されるグリルで、夜はとくにかなり目立つ。



















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