「"オシャレなスーツ"でソツない受け応え」で一見逃げ切ったようにも見えるが…プルデンシャル生命の《スマートすぎた会見》が癇に障るワケ
フジテレビの場合、そのノーガードぶりや不規則発言、同じような質問が繰り返されたことなどの混乱が、逆に同社経営陣への同情的な見方すら生みました。
高齢の経営陣がひたすらサンドバッグのように叩かれ、最後まで会見を打ち切ることなく続けたことは、会見までのひたすら批判だけを集めていた流れに少しばかりの変化をもたらしました。実際、「フジテレビかわいそう」がXのトレンドになったとの報道もありました。
謝罪会見で火だるまになることは、事態の沈静化を図るうえで一定の効果があります。効率の悪さが結果として事態を進める役にも立つのです。
同社の営業スタイルが生んだ「スマートな会見」
つまり、プルデンシャル生命は「スマートすぎた」。会見そのものをスムーズに運んだことは、逆に批判や不信を受け止めるプロセスを排してしまったとも言えます。
これは同社の営業スタイルの結果でもあります。
かつて保険営業と言えば、「生保レディ」と呼ばれる女性社員によるセールスが主体でした。しかし金融的メリットの高い保険商品などのラインナップも増えてきた中で、ライフプランナー(LP)と呼ばれる、高い専門知識を売りにする営業担当者を配置する戦略に変わってきています。
その戦略で大きなシェアを獲った外資系生保の代表の1つがプルデンシャル生命でした。
これまでの保険セールスといえば、お菓子やグッズを配るなど地道に顔を売るベタな営業活動が主だったと思いますが、LPによるスマートな営業スタイルは、富裕層や高度専門職のクライアントを獲得するうえで大いに有効だったといえます。
退任を発表した間原寛社長は、営業本部長などの華々しい営業経験をお持ちです。
そつなく進行した会見と、こうしたスマートな営業姿勢は重なって見えます。しかしそうしたそつのなさこそ、逆に不信感を呼んでしまいました。


















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