「"オシャレなスーツ"でソツない受け応え」で一見逃げ切ったようにも見えるが…プルデンシャル生命の《スマートすぎた会見》が癇に障るワケ
会見中でも明らかになったのですが、本会見はあくまで日銀記者クラブ(日本銀行内にある新聞・通信社やテレビ局の記者が常駐する記者クラブ)を対象としたものであり、これまでの“大混乱会見”で見られた、フリー記者や、週刊誌などの記者クラブ非加盟媒体の参加者は後部席に配置されました。
また質問についても、クラブ外参加者にはマイクを回さず、会見終了後にプルデンシャル生命の担当者が個別に回答するという仕組みが説明されました。
こうした露骨なメディア選別に対し、中継された会見の中ではあまり伝わりませんでしたが、会場ではかなりの紛糾があったようです。
「メディア選別」で抜け落ちていた視点
恣意的なメディア選別は、プルデンシャル生命側の進行しやすい流れ作りに役立ったことでしょう。実際の質疑応答では経営責任を追及するような厳しいものも出ましたが、鋭く深く追及されるようなことにはなりませんでした。
25年に話題をさらったフジテレビの会見では、フリー記者などにも広く門戸を開放したことで、結果として10時間超えという異例のロングラン会見となりました。
フリー記者などの中には、不規則発言や自説を並べるだけの演説のような質問もあり、プルデンシャル生命としては、このような混乱や混沌の再現を避けたかったのだろうと推察します。
2時間の長丁場会見ではあったものの、経営陣が回答に窮するような場面はほぼなく、起こした不祥事の内容から考えると厳しい追及が抑えられていたことは、今回の会見の大きな特徴でしょう。
では、これはフジテレビの轍を踏まない「成功会見」だったのでしょうか。


















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