フジテレビ騒動から1年… 今もテレビ業界をむしばむ"昭和のノリ"という致命的な病、「攻めてるバラエティーこそ正義」がもはや時代錯誤である理由

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フジテレビ
フジテレビ騒動から1年。同社をむしばんできたガバナンス能力の欠如を他山の石として、テレビ業界は変革を進めることができたのか(写真:ブルームバーグ)

タレント・中居正広氏に関するトラブルに端を発したフジテレビ騒動が起きてから、1年が経過した。この1年でフジテレビは再起できるまで回復したのか。そして、テレビ業界は一連の騒動から何を学び取ったのか。

私はフジテレビ騒動について、これまで何度も記事を書いてきた。それは、フジの再起を願っていたからだ。

露呈したガバナンス能力の欠如

2010年代以降、フジテレビはキー局トップの座から転がり落ちた。それでも黄金時代から何も変えることなく、危機感のない日々を過ごしており、長年フジサンケイグループを率いてきた日枝久氏が君臨し続ける限り、変わることはないと私はみていた。

1年前の騒動を機に旧体制が一掃され、生まれ変わることを願ってきた。だが、1年ウォッチした結果、再起は難しいと考えている。

実際、新たに取締役になった人物に経費を私用に使った問題が発覚し、辞任している。変わったようで変わっていないことが露呈したといえるのではないか。

一連の騒動によって、フジテレビのガバナンス能力の欠如が露呈した。これを忌避したスポンサーがCM出稿を減らした結果、十分な制作費を捻出できない状態となっている。

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