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「職場は部活じゃない」――昭和な体育会系上司の"お気に入り"だった元・野球部社員が、休日の釣りや飲み会に疲れて作った「しないことリスト」

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  • 中島 美鈴 臨床心理士、公認心理師、心理学博士
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「ここは野球部じゃないんだ。職場なんだ。職場では、仕事を進めるための情報伝達が最優先なんだ。今のままでは自分はつぶれてしまう。会社をやめることになるかもしれない。それじゃ本末転倒じゃないか。上司と円滑にやることではなくて、仕事の情報を伝えることが優先だ」

半ば言い聞かせるように、自分の心に刻みました。

独身で一人暮らしのハヤトさんにとって、今の職場で働いて収入を得ることは、家賃や光熱費、食費など、生きるためのお金を稼ぐ手段です。

「この会社は簡単にやめたくない。生きるために必要なんだ。だから、このスキーマを変えていかなければ」

ハヤトさん、ようやく決心がつきましたね。次はその決心を行動に変えていきます。

上司に対して、すること・しないことをリストアップしてみました。

【上司にすることリスト】
•仕事のいわゆる「ほうれんそう」
•挨拶
•謝罪
•業務上の連絡
•週に2回までのランチのお供
•週に2回まで夜の飲み会に付き合うこと
【上司にしないことリスト】
・休日の魚釣りの付き合い
・週に3回以上のランチのお供
・週に3回以上の夜の飲み会に付き合うこと

数年から数十年単位で固定化された人間関係を、急に変えるのは大変なことです。少なくとも数カ月間はこの職場で働くつもりであれば、自分ができそうなことから始めるのがよいでしょう。すぐにこのリスト通りにできなくても大丈夫です。

こうして、ハヤトさんは少しずつリストを実行し、平日のランチタイム、夜、休日に自分の時間を確保できるようになりました。余裕ができると、長期的な方針を考えることもできるようになってきました。

異動するか転職か…自分は何を重視している?

テクニック2:長期的な方針を意思決定する

ハヤトさんは、当面の上司への対応だけでなく、今後の自分のキャリアについても真剣に考えることにしました。

次ページが続きます:
【本質的な問いかけができるように】

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