「職場は部活じゃない」――昭和な体育会系上司の"お気に入り"だった元・野球部社員が、休日の釣りや飲み会に疲れて作った「しないことリスト」
実際ハヤトさんに限らず、こうした相談は非常に多く寄せられます。終身雇用制度が絶対的なものではなくなった現在こそ、「転職」という選択肢も浮かぶようですが、ひと昔前ならば「どんなに嫌いな相手でも耐えるべし」か、精神的に病んで仕事を休んだりやめたりすることを余儀なくされていたのかもしれません。
しかし多くの悩める方々は「転職したところで、次でうまくいく自信がない。またあの上司みたいな人がいたらどうしよう」と心配しています。たしかに人間関係は働いてみるまでわからないですから。苦手な人が現れる前提で、備えておく必要がありそうです。
ハヤトさんの状況は次のように整理できます。
上司に対して、苦手な感情が出せないだけでなく、その奥に「目上の人には絶対従わなければならない」という野球部で刷り込まれた思い込み(スキーマ)があるため、休日返上で魚釣りに付き合うなど過度な自己犠牲を払っていたようです。
野球部の厳しい縦社会でうまくやっていくには適応的だったスキーマですが、体育会系の上司のスキーマと一致して、大のお気に入りになってしまったようです。同じスキーマを持っている者同士だと相乗効果で、過剰適応な行動が助長されていくのです。
現に上司はハヤトさんにいい仕事を振りますし、丁寧に教えてくれるのでハヤトさんの仕事の腕は急成長しました。仕事面で得をしてきただけに、プライベートのお誘いを断りにくくなっていました。
ハヤトさんは具体的にどうしたらいいのでしょう。
上司に対して「すること・しないこと」をリストアップ
ハヤトさんは長年持っていた「目上の人には絶対従わなければならない」というスキーマを少しだけ緩めることにしました。スキーマを緩めるためには、自分の中に納得できる軸のようなもの(新たなスキーマ)を打ち立てるといいでしょう。ハヤトさんはこう考えました。


















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