ダイハツが東京オートサロン2026に出展した「デコトラ」で表現したかったのはダイハツ自身の「生き様」だった

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こうした事態を受け、ユーザーのダイハツに対するブランドイメージは地に落ちた。また、メーカー(ダイハツ)とユーザーの間に立つダイハツディーラーは、ユーザーに対して現状説明と今後の対応に追われる厳しい状況に追い込まれた。

ただし、これを受けて、他の自動車メーカーでの社内調査を行った結果、トヨタ、マツダ、ホンダ、スズキ、ヤマハ発動機からも不正行為があったことが判明し、各社はその旨を国土交通省に報告していることは付け加えておく。

さまざまな想いを背負う“表現車”

それから2年が過ぎ、ジャパンモビリティショー2025(一般公開25年10月31日~11月9日)では、出展テーマを「わたしにダイハツメイ。小さいからこそできること。小さいことからひとつずつ」として、ダイハツブランドの再生を試みている。

ショーの現場では、ダイハツが一連の事象を重く受け止め、原点回帰し、新たに歩みを始めるという意味が込められていると感じた。

ジャパンモビリティショー2025に出品された1台、「KAYOIBAKO-K」(写真:ダイハツ)

ただし、ダイハツブランド全体の説明をトヨタの佐藤恒治社長が行う形となり、また商用車分野をトヨタ主導で「KAYOIBAKO」としたこともあって、以前よりもトヨタの影響力が拡大した印象もあった。

東京オートサロン2026では、ダイハツ個社として未来に向けた発信をしたかったのだろう。つまり、今回出展のデコトラは小さなボディに「ダイハツのさまざまな想いを背負っている」のだ。

車両に書かれた文字や絵柄にはそれぞれにメッセージが込められている(筆者撮影)

そんな現実を知ると、デコトラが単なる派手なデコレーションでのお祭り騒ぎではなく、なんだか“しんみりするような存在”に思えてくる。

そもそもデコトラは、トラックドライバーの生き様をダイレクトに主張するもの。「ハイゼット トラック PTOダンプ大発命」とは、まさにダイハツの生き様なのだ。

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