"まいばすけっと"が増殖…大型店が減りコンビニみたいな小型スーパーが日本各地で増えていく「本当の理由」

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こうした事実を踏まえると、次には北関東、南東北地方において、小商圏型業態≒300坪以下タイプの生活必需品ワンストップ店舗≒フード&ドラッグが支持されるマーケットが拡大するということが予想される。

折しも、北関東、南東北には有力フード&ドラッグ(コスモス、クスリのアオキ、ダイレックス、薬王堂などなど)の出店が急増している。彼らはこの追い風を受け、これまで以上のスピードで勢力を拡大するだろう。この傾向は図表の指数の順に各地へ波及していく。今、気づいていないとしても、必ず顕在化することは間違いないのである。

市場が二極化して大型店の「椅子取りゲーム」は激化

ただここで一つ申し上げておきたいのは、小商圏化によって店舗の適正サイズがすべて小型化に向かっている、と言っているのではないということだ。

間違ってはいけないのは、高齢化が進行しているため小商圏市場が拡大しているのは事実だが、地方では今後もアクティブな現役世代向け市場が過半を占めるのであって、大型店ニーズがなくなるわけではない、ということなのだ。食品スーパー、ホームセンター、ショッピングモールなどの商業施設の主流は、品揃えやテナントが充実した大型店であることには変わりなく、ここが主戦場である。

しかし、市場の構造が二極化する、ということであり、地域における大型店の必要定数は確実に少なくなるだろう。広域から集客することを前提としている大型店の椅子取りゲームは確実に激化することになるのである。

中井 彰人 流通アナリスト

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なかい あきひと / Akihito Nakai

みずほ銀行産業調査部で小売・流通アナリストに12年間従事。2016年同行を退職後、中小企業診断士として独立、開業。同時に、ベンチャー支援活動、地方創生支援活動を開始。並行して流通関連での執筆活動を本格化し、TV出演、新聞、雑誌などへの寄稿、講演活動などを実施中。2020年よりYahoo!ニュース公式コメンテーター、2022年Yahoo!ニュースエキスパートを兼務。主な著書「図解即戦力 小売業界」(技術評論社)、「小売ビジネス」(クロスメディア・パブリッシング)。現在、東洋経済オンライン、ダイヤモンドDCSオンライン、ITmediaビジネスオンライン、ビジネス+IT、プレジデントオンライン、新潮フォーサイト、などで執筆、連載中。

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