商務部は25年12月末、26年度の「軍民両用物資・技術輸出入許可証管理目録」を公表した。目録には900種類超の物品が含まれ、化学品、材料加工設備、電子機器、コンピューター、通信・情報セキュリティー、センサー・レーザー、ナビゲーション・航空・航法管制、船舶、航空宇宙、原子力関連など十数分野に及ぶ。
近年、市場の注目を集めてきた軍民両用物資には、ガリウム、ゲルマニウムなどのレアメタル(希少金属)やグラファイト、レアアースなどの重要鉱物が含まれる。
世界的な地政学リスクの高まりを背景に、中国は23年以降、複数の重要鉱物を軍民両用物資に指定し、輸出規制リストに組み入れてきた。24年12月3日には、アメリカの軍事エンドユーザーおよび軍事用途向けの輸出をすでに禁止しており、今回の日本向け措置も同様に軍事関連用途に限定しているという立場だ。
半導体、赤外線探知に必須の物資も
日本は中国のレアアース輸出先として第7位に位置する。あるアナリストは財新に対し、軽希土類と中重希土類の違いとして、中重希土類がミサイル追跡衛星の位置測定に使われる点を指摘した。中重希土類の供給が不足すれば、欧米諸国の軍備増強計画に影響が及ぶ可能性があるという。中国は世界の中重希土類資源の約80%を保有する。
またガリウム、ゲルマニウム、アンチモンなどのレアメタルも、軍事産業や半導体産業にとって極めて重要だ。たとえば、電気自動車(EV)などで高電圧を制御するのに必要なパワー半導体の多くにはゲルマニウムとガリウムが必要だ。また一部の半導体チップはシリコンとゲルマニウムの合金を使用することで高性能を実現している。
また、赤外線探知用チップにはアンチモン化合物が必要とされ、アンチモンおよびその化合物は弾薬、赤外線ミサイル、核兵器、ロケット用難燃剤などの製造に広く利用されている。
(財新記者:盧羽桐)
※中国語原文の配信は1月7日
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