『ズートピア2』が"洋画アニメ歴代最速"で「興収100億円超え」の背景 『アナ雪』超えペースで"ディズニー復活の狼煙"となるか
そんなディズニー作品の流れが変わってきたのが一昨年だ。『インサイド・ヘッド2』(53.6億円)と『モアナと伝説の海2』(51.7億円)の2作により、ようやく50億円超えのヒットが戻ってきた。
24年の洋画興収1位『インサイド・ヘッド2』は、前作(15年/40.4億円)から9年ぶりの続編で興収は大きく上回った。25年の洋画アニメ興収1位になる『モアナと伝説の海2』も、前作(17年/51.6億円)から7年を経た新作で再び50億円を超える大ヒット。わずかではあるが、やはり前作興収を超えた。
そして、約10年ぶりの続編となる『ズートピア2』は、前作(16年/76.3億円)を大きく上回り、さらに興収を伸ばそうとしている。
今回の『ズートピア2』は、前述の2作に続く、3作連続のシリーズ続編の大ヒットとなる。その復調の背景にあるのが、ディズニー独自のヒット創出のエコシステムが機能し始めていることだ。
シリーズ続編のヒット・エコシステムの確立
そのエコシステムのエンジンになるのが、独自配信プラットフォームの「ディズニープラス」だ。
19年11月に北米ローンチ(日本は20年)され、現在の世界会員数は1億5000万人を超えた(24年第4四半期)。コロナ禍を含む5年間を経て、気になったときにいつでもどこでもディズニー作品を観ることができる環境がファンの間で浸透した。
日常的にディズニー作品に触れるタッチポイントができたことが、ファンと作品の距離を飛躍的に縮めた。新作情報などに触れて気になる作品があれば、すぐに配信で関連作品を視聴し、最新情報にアクセスする習慣が根付きつつある。それが両者のエンゲージメントを強めている。
とくにシリーズ続編は、最新情報が出るたびに、それまでの過去作のほか、関連作品や最新映像の視聴数が大きく上がっている。前述の環境が、ライト層を含めたより多くのファンの興味関心を呼び起こし、シリーズ続編が前作を上回るヒットになる土壌になった。



















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