「東武で乗降3位」東上線和光市駅長が語る日常風景 東京メトロ有楽町線・副都心線との接続駅は超多忙
「当時はICカードどころか自動改札もない時代ですからね。改札業務では手できっぷを切っていました。あとはいまではコンピューターで制御している列車運行の業務も担当しました。そこから車掌を1年やったのですが、信号の取り扱いをしていたからなのか、半蔵門線乗り入れを開始するタイミングで指令業務に移りました」(中野目駅長)
その後は春日部駅の助役や本社勤務などを経験。「いつか駅長になってみたい」と思っていたところ、2024年10月に和光市駅の駅長として赴任した。
埼玉県でも「ほぼ東京」の利便性
「ですから駅の現場でいうと、入社直後の北千住駅と春日部駅の助役しか経験がないんですよね。東上線ももちろん初めてで、こっちに来たときはちょっとしたカルチャーチョックでした(笑)。とにかく乗降数が多い。通勤時間帯は電車の中もスゴいじゃないですか。北千住はもちろん大ターミナルでしたけど、春日部まで来るとだいぶのどかになってきますからね」(中野目駅長)
和光市駅は東上線が埼玉県に入って最初の駅だ。怒られるのを覚悟でいえば“ほぼ東京”。都心方面に通う客はもちろん、駅の近くにはホンダや理化学研究所、陸上自衛隊朝霞駐屯地などもあり、和光市駅で降りる通勤客は少なくない。和光国際高校・和光高校といった学校もある。


















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