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それに対して彼らは、シュンペーターの提唱した創造的破壊を、現代の経済学者が正式に扱えるトピックに立て直した。
アギヨンとホーウィットは、イノベーション研究の歴史全体からすると始祖ではないし、今や最先端でもないが、「中興の祖」とは言えるだろう。シュンペーターと最先端の研究をつなぐ役割を果たしたのだ。
シュンペーターの物語をマクロモデルに組み込む
──シュンペーターは日本でも人気があるので、そう聞くとアギヨン&ホーウィットが身近に感じられます。
シュンペーターの「創造的破壊」の議論はあくまで一般向けの本に書かれた話だった。「新たな技術を提げた新参企業が、固定化しつつある旧来の独占企業に取って代わる」という物語を、マクロモデルに組み込んだのがアギヨン&ホーウィット。
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