ワーナー買収劇「ネットフリックス勝利」の舞台裏、パラマウント・スカイダンス、コムキャストの両陣営に勝てた理由とは?
米東部時間の4日夕刻、Netflixは勝利の知らせを受けた。経営陣とアドバイザーが集まったビデオ会議に連絡が届くと、一瞬だけ歓声が上がったが、その直後にはすぐに次の対応へ動き出したという。同日午後10時25分には、契約成立が目前だとブルームバーグ・ニュースが報じた。
Netflixのサランドス共同CEOでさえ、投資家向けの電話会議で今回の結末への意外感をにじませた。「今回の買収に驚かれた方もいるだろうし、その理由もよく分かる」と述べたうえで、「私たちは長年、何かを買う会社ではなく、自分たちでつくる会社として知られてきた」と続けた。
Netflixには課題が山積
パラマウントが再び条件を引き上げて挑んでくるかどうかにかかわらず、Netflixには課題が山積している。今回の取引が規制当局の承認を得られず破談となれば、同社はワーナーに58億ドルもの違約金を支払う義務を負う。過去最大規模の統合を進めるという重い作業も待ち受けている。
投資家向け電話会議でピーターズ共同CEOは「かなり大変な作業になる」と語った。
その上で「われわれは大規模M&Aのプロというわけではないが、これまでも手探りで始めた取り組みを数多くやり遂げてきた」と自信をのぞかせた。
著者:Michelle F Davis
記事をマイページに保存
できます。
無料会員登録はこちら
ログインはこちら
印刷ページの表示はログインが必要です。
無料会員登録はこちら
ログインはこちら



















無料会員登録はこちら
ログインはこちら