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高市政権が「イギリスの失敗」から学ぶべきこと/スタグフレーション時代に"大きな政府"路線は愚行だ

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  • 土田 陽介 三菱UFJリサーチ&コンサルティング調査部主任研究員
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労働党政権の増税が物語るように、実際、イギリスの財政は改善が遅れている。直近2025年7〜9月期における財政赤字は名目GDP(国内総生産)比5.4%と、政権が発足した24年7〜9月期の4.9%からむしろ悪化している。財政赤字が膨らんだことで公的債務残高も膨張が続いており、25年4〜6月期時点で名目GDP比100%を超えてしまってた。

そもそもスターマー政権は財政健全化を訴えていたはずだが、結果は真逆となった。ではなぜ、スターマー政権の下でイギリスの財政は悪化したのか。答えは簡単で、歳入を増やす以上に歳出を増やしているからだ。スタグフレーション(景気低迷と物価高進の併存)の時代に、スターマー政権が“大きな政府”を追求した結果である。

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