働きすぎて疲労困憊→心機一転《オーストラリア》でワーホリ!が、就労先は「悪徳ベリー農場」で・・・。日本人女性2人の"完璧を手放す生き方"とは

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オーストラリアのワーキングホリデーの実態について、就労中の日本人女性2人に取材をした(写真:くろまろ / PIXTA)
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リゾバ仲間から聞いた海外体験談

「もう、あんなに働けない」

建築事務所で6年半、納期に追われながら働いていた31歳の佐々木優子さん(仮名)は、コロナ禍を経て限界を感じていた。

「毎日スーツを着て出勤し、丸一日会社にいることもありました。24時間働きっぱなしで。あんな生活、もう無理でした」

29歳の真鍋梨花さん(仮名)は、薬学部を中退後、イベント設営の仕事に就いていた。実家暮らしで県外に出たこともない。仕事は単調で、将来の見通しもない。

「めっちゃ仕事辞めたい。どこか遠くに行ってみたい」――そう思いながら、日々を悶々と過ごしていた。

2人が出会ったのは2021年11月、北海道・キロロのスキー場。リゾートバイトの職場だった。その後も、静岡の下田、福井の芦原温泉、長野の野沢温泉を転々としながら、2人は意気投合する。

「リゾバ仲間から海外体験談を聞いて、“自分たちも行けるかも”って思ったんです」

2024年春、2人はワーキングホリデーのビザを取り、オーストラリアへ旅立った。しかしそれが、波瀾万丈の幕開けだった――。

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