米フェイスブック株が最高値を更新

動画広告収入増への期待大

11月5日、米国株式市場で米フェイスブック株価が110.65ドルに急伸し、最高値を更新した。前日引け後に発表した力強い第3・四半期決算が好感されている。写真は5月13日、ゼニカで(2015年 ロイター/Dado Ruvic)

[5日 ロイター] - 5日の米国株式市場で、米フェイスブック<FB.O>株価が110.65ドルに急伸し、最高値を更新した。前日引け後に発表した力強い第3・四半期決算が好感されている。

とりわけ市場関係者の注目を集めたのが、1日当たり動画視聴者数が前年の10億人から80億人に急増した点だ。フェイスブックが動画広告を伸ばし、ケーブルテレビなどからテレビ広告収入を奪うと見られている。

ジェフリーズのアナリスト、ブライアン・ピッツ氏は「広告市場のトレンドはデータに裏づけされ、対象を絞ったオンライン動画広告が主流となりつつあり、フェイスブックはテレビ広告予算を一段と奪う勢いだ」と指摘する。ネット動画広告の市場規模は2017年までに、米国だけで年間170億ドル程度に達する公算が大きいという。

同社の定期広告主は9月時点で250万社と、2月から25%増加した。

9月30日時点の月間アクティブユーザー数は15億5000万人と、前年から14%増加。このうちモバイル機器経由は13億9000万人と約90%を占めた。1日当たりのアクティブユーザー数も初めて10億人の大台に乗せた。

こうしたユーザー数の拡大傾向を踏まえると、動画広告の視聴者数も伸びが期待できそうだ。

好決算を受けて、少なくとも証券会社23社が目標株価を引き上げた。最高は155ドル。トムソン・ロイターのデータによると、中央値は125ドル。

投資判断は、アナリスト52人中48人が「買い」かそれ以上、3人が「ホールド」、「売り」が1人。

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