トランプ米大統領が重要鉱物とレアアースへのアクセスで豪首相と合意、中国のサプライチェーンへの依存を減らすため

トランプ米大統領は、訪米中のオーストラリアのアルバニージー首相との間で、重要鉱物とレアアース(希土類)へのアクセス拡大に向けた合意書に署名した。米国は中国のサプライチェーンへの依存を減らそうと取り組んでいる。
トランプ大統領はホワイトハウスでの20日の首脳会談で、「われわれは重要鉱物とレアアースについて協議しており、4-5カ月間にわたって交渉を進めてきた合意書に署名する」と発言。
「今から約1年後には、どう扱えばいいか分からなくなるほど多くの重要鉱物とレアアースを手にすることになるだろう」と述べた。

アルバニージー首相は今回の合意について、85億米ドル(約1兆2800億円)相当の「準備が整ったパイプラインだ」と説明。両国間の経済・防衛協力を評価し、今回の合意を両国関係を「次の段階に引き上げるものだ」と称賛した。
両首脳は合意にはオーストラリア国内でのレアアース精製が含まれることになると述べ、アルバニージー首相は自国にはこうした取り組みを拡大する「能力」があると付け加えた。
同首相によれば、米豪両国が初期のプロジェクトに向こう6カ月間で10億米ドルずつ拠出する。その後、いくつかのプロジェクトを両国で手掛け、一つの案件には日本も含まれるとしている。
著者:Lauren Dezenski、Hadriana Lowenkron
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