実は「週末弾丸旅」が可能なブルネイ!《破格の7つ星ホテル、ヴィラ型ジャングル体験、世界最大級の水上集落》…知られざるアジアの富裕国へ

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内装は、サウジアラビア、イタリア、ベルギー、イギリスなど各国から集まったシャンデリアや絨毯など一級品で飾られ、厳かな空気が漂っている。

オールドモスク内部
Masjid Omar 'Ali Saifuddienの内部(撮影:筆者)

現国王の名の付いた「Masjid Jame' Asr Hassanil Bolkiah(通称ニュー・モスク)」は、ガドンの近くにある。庭園には木々に囲まれた麗しい噴水が並び、モスクの柱や壁は総大理石。眩いほどの装飾は優美で、まるで異世界に迷い込んだ気分になる。

ニューモスク内部
Masjid Jame' Asr Hassanil Bolkiahの庭園(撮影:筆者)
ニューモスク内部
Masjid Jame' Asr Hassanil Bolkiahの豪華な回廊(撮影:筆者)

生活の息吹を感じる「世界最大級の水上集落」

そしてもう1つ、ブルネイで有名なものが、ブルネイ川に浮かぶ世界最大級の水上集落「Kampong Ayer」だ。

電気、ガス、水道はもとより水上に消防署、警察署、モスクや学校なども完備され、人々は縦横無尽に張り巡らされた桟橋上の通路や水上タクシーを利用して集落中を行き来する。観光客でもウォーターフロントで待っていると、水上タクシーが寄ってきて、1BND(ブルネイ・ドル)を払えば集落まで送ってくれる。

カンポンアイール
水上集落のKampong Ayer。縦横無尽に張り巡らされた回廊を散策(撮影:筆者)

日中、住民は陸地のほうに働きに出ているらしく、集落はまるで水上に浮かぶ巨大な廃墟のようだ。だが、よく見ると学校帰りの子どもたちが広場で遊んでいるなど、家屋には人々の生活の息吹が感じられる。桟橋を渡り、気ままに散策してみよう。この独特の水上集落は、ブルネイならではだ。

ブルネイでは自家用車の保有率が高いため、公共交通機関が発達しておらず、タクシーもほとんど見かけない。観光するならば、ブルネイ独自の配車アプリ「Dart」の活用が断然便利だ。

ベストシーズンは、乾季にあたる2~8月。ただし、雨季(9~1月)も1日中雨が降り続くわけではなく、緑が濃くなる時期ならではの熱帯雨林の美しさを楽しめる。

こぢんまりした国なので、弾丸旅でも人と違うところに行ってみたい人にはピッタリだ。また、穴場な国ゆえ、混雑がなくゆったり観光できるのもポイント。ぜひ、新たなブルネイの魅力を知ってほしい。

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藤井 麻未 フリーライター、スーツケース専門家

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ふじい まみ / Mami Fujii

元海外旅行添乗員。各国大使館、ANA、JR、HISなど旅行関連メディアでの執筆を行うほか、スーツケース専門家として各メディアで解説を行う。文化、芸術、ものづくり関連のブランドストーリーやコンテンツ執筆、デザイナー、経営者などへのインタビュー、対談取材などを手掛ける。カルチャー誌『pen』、女性誌『Harper’s BAZAAR』、小学館ビジネス誌『DIME』などに寄稿・情報提供。ブログでは、海外添乗中に経験した驚愕の出来事やマニアックな旅行記など、旅のエピソードを綴る。オーダーメイド旅行のWEBトラベルにて、個人旅行プランも企画公開中。Blog「元添乗員の国外逃亡旅行記」:https://mamfuj.hatenablog.com/entry/2015/09/05/204515/インスタグラム:@mamfuj

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