「外国籍の人材は替えのきく労働力ではない」人気ラーメン店経営者が"年収800万円"で外国人社員を雇う理由

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「すごい!煮干ラーメン」(写真:全世界100店舗!売上10倍!社員定着率85%!すごい!ラーメン凪の仕組みと人づくり』)
飲食店で働く外国人の姿は、もはや日常となりました。その背景に人手不足があることは間違いありませんが、このとき、外国人を替えのきく労働力ととらえるか、替えのきかない人材ととらえるかで、企業として大きな差がつくと話すのが、人気ラーメン店「すごい!煮干ラーメン凪」などを展開する株式会社凪スピリッツジャパンの生田悟志社長です。
同社では、外国籍人材を積極的に採用し、幹部にも登用。そのポイントを生田社長の著書『全世界100店舗!売上10倍!社員定着率85%!すごい!ラーメン凪の仕組みと人づくり』より紹介します。

幹部に抜擢される外国人社員も

凪は、求める人材といったとき、価値観が合い、思いを同じにする人であれば、国籍、年齢にこだわらない方針です。特に積極的なのが、外国籍の人材の雇用です。

現在、凪の正社員は157名(2025年6月時点)で、そのうち、外国籍人材は97名です。ミャンマーやベトナム、インドネシアの人が多くを占め、幹部を務める人材もいます。

外国籍人材の採用は、人材紹介会社にお手伝いいただいて行っています。入社の条件は、特定技能ビザもしくは技人国ビザを持っていること。

特定技能ビザは、一定の専門性や技能を有する外国人を受け入れることを目的とした在留資格です。

技人国ビザは、「技術・人文知識・国際業務ビザ」が正式名称で、いわゆるホワイトカラーの人材に対するビザです。

これらのビザを持っている人材の日本語は、仕事をするうえでまったく問題がないレベルです。

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