「独り勝ちの快進撃!」ファミマの『コンビニエンスウェア』ラインナップ150種類、ユニクロ並みの価格で高品質 "コンビニで服を買う"時代到来へ
開発に1年をかけたサングラスは、紫外線99%カットのUV仕様。定番のウェリントン型をベースとしたオリジナルデザインで、テンプル(つる)の内側にさりげなくあしらわれたファミマカラーに遊び心がうかがえる。
「想定のおよそ3倍の速さで売り切れました。9月中旬に数千個追加販売し、今月中にもまとまった数を納品予定です。夏に特に需要が伸びる商品ではありますが、高速道路のSA内の店舗や観光地などでは年間を通じて需要があるアイテムだと考えています」

「試着できない」は致命的なデメリット?
コンビニエンスウェアの好調を受け、ブランド発足当時、各店舗の売り場にひとつだった什器ラックは現在2~3ラックまで拡大。インナーウェアやハンカチ等も含め、多岐にわたる商品が並べられている。クリアバッグにパッキングされ整然と並ぶカラフルな商品たちは、見る人にポップな印象を与え、購買欲をそそる。
「コカ・コーラ」「Netflix」「FUJI ROCK FESTIVAL」などさまざまなコンテンツとのコラボアイテムも人気で、「数量限定の商品をゲットすべく、複数の店舗を“はしご”するお客様もいらっしゃるほど。だいたい発売から1〜2週間で完売してしまうことが多いです」と須貝さん。

コンビニの平均客単価が1000円に満たないなか、ファミマで2000~3000円の買い物をする客が増えた背景に、コンビニエンスウェアのヒットの後押しがあることは確実だ。
しかし、最近ではTシャツの一部を展示し始めたといえど、衣料品でありながら多くの商品は現物を広げて見ることができず、かつ試着もできないことは、致命的なデメリットにはならないのだろうか。
「アパレル専門店でも全ての方が必ず試着をするわけではなく、試着自体が面倒と感じている方は多くいらっしゃいます。試着をせずともサイズ感をつかんでいただけるよう、売り場のトップボード(POP)やパッケージに胸囲や身丈、身幅、袖丈などをわかりやすく表記するなどの工夫をしています。お客様の反応と売り上げの伸びを見ても、試着の有無はさほど重要ではないと考えています」
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