収入が下がる前に準備!人生100年時代に必須「52歳からのお金習慣」。まず手始めにやるべきこととは? 「夫の資産と妻の資産は別物」

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逆に、思ったより多いなら、「65歳まで会社勤めと思っていたけど、60歳で退職して自由に生きよう」と考えて、新たな仕事や趣味にトライしたり、資格をとるなどアクションを起こすことも可能。人生の幅を広げるきっかけになります。

「自分だけの資産」は貯金だけではない

「自分だけの資産」というと、まず思い浮かべるのは、自分名義の「預貯金」だと思います。でも、資産には、他にもさまざまなものがあります。 

金融資産でいえば、株や投資信託などの「投資商品」、満期保険金や年金が受け取れる「養老保険」や「個人年金保険」、中途解約すると解約返戻金のある「終身保険」なども資産です。

資産についての表
自分だけの資産というと、預貯金だけを考えてしまいがち。「お金に換えられるものはすべて資産です。保険も貯蓄性があれば資産になりますし、今は保険料を納めているだけの公的年金もいずれ受け取れる自分の資産。預金通帳だけ見ていてはわからない、自分だけの財産をきちんと把握しておきましょう」(画像:『ひとりで自分資産はつくれる 52歳からお金を貯める・増やす』より)

また、会社を退職したときの「退職金」、老後に受け取れる「公的年金」や「企業年金」も資産になります。 さらに、自分名義の家や土地、車、骨董品など、「お金に換えられるもの」はすべて資産にカウントできます。

自宅も自分名義なら自分の資産ですし、夫や家族との共有(共同)名義なら自分の持ち分は自分だけの資産です。

一度、自分だけの資産をすべて書き出してみましょう。通帳の残高だけ見て「少ないなあ……」と不安になっている人も、「あれ? 自分の資産って意外にあるのかも」と気がつくかもしれません。

ひとりで自分資産はつくれる 52歳からお金を貯める・増やす
『ひとりで自分資産はつくれる 52歳からお金を貯める・増やす』(主婦の友社)。書影をクリックするとAmazonのサイトにジャンプします
井戸 美枝 ファイナンシャル・プランナー、社会保険労務士

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いど みえ / Mie Ido

神戸市生まれ。 関西と東京に事務所を持ち、年50回以上搭乗するフリークエントフライヤー。講演や執筆、テレビ、ラジオ出演などを通じ、生活に身近な経済問題をはじめ、年金・社会保障問題を専門とする。『世界一やさしい年金の本』(東洋経済新報社)、『知らないと損をする国からもらえるお金の本』(角川SSC新書)、『現役女子のおカネ計画』(時事通信社)、『一般論はもういいので、私の老後のお金「答え」をください!』(日経BP)『親の終活、夫婦の老活 インフレに負けない「安心家計術」』(朝日新書)など著書多数(ホームページ​経済エッセイスト井戸美枝FBページ)。

 

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