数字に強い人は《1440gの12.5%》が5秒で解ける!ビジネスや投資、資産運用で使える"東大生が全員やっている"割合の計算術とは

著者フォロー
ブックマーク

記事をマイページに保存
できます。
無料会員登録はこちら
はこちら

印刷ページの表示はログインが必要です。

無料会員登録はこちら

はこちら

縮小

このように、割合を分数で考えることは、投資におけるリターンやリスクの大きさをより正確に、客観的に判断する強力な武器になります。

楽に計算するための工夫

いかがでしたでしょうか。冒頭の一見複雑に見える計算問題も、「割合を分数に変換する」というシンプルなテクニックを知っているだけで、驚くほど簡単に解くことができました。東大生が当たり前のように使っているこの計算テクニックは、決して特別な才能ではなく、誰でも簡単にマネでき、すぐに身につけることができます。

多くの人は「計算=単純作業」と考えがちですが、今日ご紹介したように、東大生は計算をするとき、その計算の工夫を発見し、どのように楽をして計算すべきかを考えています。

この「割合の分数化」のテクニックは、暗算のコツであると同時に、目の前の事象をシンプルに捉え、割合の本質を見抜くための思考法そのものです。この思考を身につけることで、割合が苦手だった方も、苦手意識を克服できるようになります。

この思考法を身につけることで、日々の仕事や生活で数字に強くなり、さまざまな場面で役に立つことがわかりましたね。例えば、買い物の割引計算や、会議で提示されたデータを素早く理解したり、投資で最適な判断を下したりできるようになるでしょう。とはいえ、数字に強くなる一番の近道は、普段から数字に慣れ親しむこと。今回紹介したテクニックを足がかりにして、数字と仲良くなれれば、「数字に強い人」と呼ばれるようになっているかもしれませんよ。

数字に強くなる30のトレーニング
『数字に強くなる30のトレーニング』(TAC出版)。書影をクリックするとAmazonのサイトにジャンプします
西岡 壱誠 ドラゴン桜2編集担当

著者をフォローすると、最新記事をメールでお知らせします。右上のボタンからフォローください。

にしおか いっせい / Issei Nishioka

1996年生まれ。偏差値35から東大を目指すも、現役・一浪と、2年連続で不合格。崖っぷちの状況で開発した「独学術」で偏差値70、東大模試で全国4位になり、東大合格を果たす。

そのノウハウを全国の学生や学校の教師たちに伝えるため、2020年に株式会社カルペ・ディエムを設立。全国の高校で高校生に思考法・勉強法を教えているほか、教師には指導法のコンサルティングを行っている。また、YouTubeチャンネル「スマホ学園」を運営、約1万人の登録者に勉強の楽しさを伝えている。

著書『東大読書』『東大作文』『東大思考』『東大独学』(いずれも東洋経済新報社)はシリーズ累計40万部のベストセラーになった。

この著者の記事一覧はこちら
ブックマーク

記事をマイページに保存
できます。
無料会員登録はこちら
はこちら

印刷ページの表示はログインが必要です。

無料会員登録はこちら

はこちら

関連記事
トピックボードAD
キャリア・教育の人気記事