「夫を養ってでも結婚したい」そうして結婚したある夫婦の十数年後が凄かった! 出産、息子の難病発覚、それぞれの仕事、家事は…?

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夫のロマチさんは毎年SHIORIさんの誕生日にはSHIORIさんのレシピ本からフルコースを作ってくれるそう(写真提供:SHIORIさん)

実は、私とSHIORIさんがつながった理由も、このご家族のバルセロナ移住計画がきっかけでした。私が以前、バルセロナに住んでいたことがあるので、学校のことなどで彼女から連絡をいただいたのです。

SHIORIさんは育児のために仕事の軸をオンラインに移していたので海外での仕事に問題はなさそうです。

育児のために必死で開拓したオンライン仕事が、海外移住の扉の鍵になったのは興味深いと感じました。ちなみに、ロマチさんの美容師という仕事も海外でも働きやすい職種です。

人種による髪の違いや好みに慣れているなどの理由で、海外在住歴が長くとも、日本人の美容師を好む在外日本人は実は多いのです。私もバルセロナでは日本人美容師のお店に通っていました。ちなみに、ロマチさんには、サロンワークはもちろん、撮影やショーの仕事をしてきたキャリアもあります。

夫はプロアシスタント?!

マンガに書ききれなかったエピソードで興味深いのは、SHIORIさんがロマチさんを「プロアシスタント」として絶賛することです。

ロマチさんは美容師としてのアシスタント時代があり、SHIORIさんにも料理家のアシスタントだった時代がありますが、いわく「言われたことはもちろん、その先を読んで行動できるアシスタントはほんの一握りしかいない。彼はそれを極めている」と言います。ロマチさんのプロアシスタント能力は、SHIORIさんの産後のケアや仕事のフォローで発揮され、最近は特に息子さんのケアで発揮されているそうです。

ロマチさんいわく「勤めているサロンの社長も、しーちゃんも、タイプが似てるんです。絶対的なかんじ! でも、そういう人にはアシスタントがいないと成り立たない」。

どこを切り取っても興味深いこのご夫婦。このおふたりが、バルセロナという地にいくと、また夫婦としても面白い変化をしそうな気がして、ひそかにワクワクしている私なのです。

この連載にはサブ・コミュニティ「バル・ハラユキ」があります。ハラユキさんと夫婦の問題について語り合ってみませんか? 詳細はこちらから。
ハラユキ イラストレーター、コミックエッセイスト

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はらゆき / Harayuki

雑誌、書籍、広告、Webなどの媒体で執筆しつつ、コミックエッセイの著書も出版。2017年から約2年間バルセロナに住んだことをきっかけに、海外取材もスタートさせる。著書に『女子が踊れば!』 (幻冬舎)、『王子と赤ちゃん』(講談社)、『オラ!スペイン旅ごはん』(イースト・プレス)、この連載を書籍化した『ほしいのはつかれない家族』(講談社)など。この連載のオンライン・コミュニティ「バル・ハラユキ」も主宰し「つかれない家族をつくる方法」を日々探求、発信中。ハラユキさんのHPはこちら

 

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