「失敗してもいい」が新常識!高学歴20代女性の"スピード婚活"が今、増えている事情

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昔と違って今の男性は奥手な人が多く、なかなか声をかけてくれません。待っているだけでなく、自分から当たってみてください。

どのような質問をすれば相手が本音で話してくれるのか、どうすれば気分よくこちらに耳を傾けてくれるのか、会話を重ねてコミュニケーション力を磨いていく。本来そういうことは10代のうちに経験しておくべきことですが、10代に返ったつもりでチャレンジしてください。

ある研究職女性がたった8カ月で結婚できた理由

マリーミーでも、以前こんな実例がありました。自動車会社に勤める、ある研究職の女性も恋愛経験がまったくなく、職場では毎日作業着。そのせいか、ファッションに無頓着でした。当相談所に入会した際、「その服ではライバルたちに勝てませんよ」とアドバイスし、まずはお洋服を2、3着そろえるところから始めました。

彼女のいいところは、物事を極めて合理的に考え、目的達成のためには感情に流されることもなく、ひたすらこちらのアドバイスを吸収し実行してくれるところです。

お料理もまったくできなかったので料理教室へ行き、「歯のホワイトニングに行きましょう」と勧めれば、きちんと行ってくれました。海外出張が非常に多かったのですが、「その間も交際中の相手とリモートデートをしましょう」と伝えたら、きちんと達成してくれました。

異性と手をつないだことがないため、「練習だと思って、お父さんと手をつないで散歩してみてください。結婚すればそんな機会はなくなってしまうので、お父さんも喜ぶでしょう」と提案すると、実際に週2回、お父さんと手をつないで散歩したそうです。

まさに「婚活学校」の優秀な生徒。その素直さのおかげで、彼女は活動期間8カ月で結婚しました。

エクセルで婚活の記録をつけ、研究のように進めていった理系の女性もいました。「1週間に必ず1人、新しい異性と連絡を取る」「10回やり取りしたら1回会う」など、具体的な計画を立てて、その記録をもとに改善を重ねてレベルアップ。お見合い相手のデータを詳細に分析したレポートも作成して、楽しみながら婚活をしていました。

大事なことは、結婚は一度きりだと思い詰め、あれこれ悩みすぎないでほしいということ。「失敗してはいけない」と考えると、身動きが取れなくなります。先のことを考えすぎず、とりあえず結婚して、子どもを望むことになれば産もうというくらいの気持ちでいいのです。

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