新アイパッドは「2S」 独走へ手打つアップル

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が、アップルにしてみればアイパッドの製品コンセプトを変更する理由などない。なにしろ2年前の発売から今に至るまで販売台数は絶好調。昨年10~12月期だけで約1550万台販売し、同時期のタブレット端末でのシェアは58%に及ぶ(米ストラテジーアナリティクス社調べ)。

11月にアマゾンが低価格タブレット「キンドル・ファイヤ」を発売したことで前年同期から10%ほどシェアダウンしたものの、100社以上が参入する中での独走態勢は変わっていない。

「アップルはポストPC革命の先端にいる。アイポッド、アイフォーン、アイパッドがまさにそれだ。多くの会社がこのうち一つだけでも欲しいと思っているが、幸いすべてアップルの製品だ」(ティム・クックCEO)

圧倒的な強さは、いつまで続くのだろうか。

(山田 俊浩 =週刊東洋経済2012年3月17日号)

記事は週刊東洋経済執筆時の情報に基づいており、現在では異なる場合があります。
山田 俊浩 東洋経済 記者

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やまだ としひろ / Toshihiro Yamada

早稲田大学政治経済学部政治学科卒。東洋経済新報社に入り1995年から記者。竹中プログラムに揺れる金融業界を担当したこともあるが、ほとんどの期間を『週刊東洋経済』の編集者、IT・ネットまわりの現場記者として過ごしてきた。2013年10月からニュース編集長。2014年7月から2018年11月まで東洋経済オンライン編集長。2019年1月から2020年9月まで週刊東洋経済編集長。2020年10月から会社四季報センター長。2000年に唯一の著書『孫正義の将来』(東洋経済新報社)を書いたことがある。早く次の作品を書きたい、と構想を練るもののまだ書けないまま。趣味はオーボエ(都民交響楽団所属)。

 

 

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