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トランプ関税インパクト大予測④「海運」業界。新たな難題「入港税」に直面、1回の寄港で100万ドル

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積荷を載せたコンテナ船
コンテナ船は新造船が増えるうえ、関税の影響で荷動きが停滞するとみられる(写真:Maggie Shannon/The New York Times)

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ドナルド・トランプ米大統領の相互関税によって、世界経済は不確実性の渦に放り込まれた。企業業績、マーケット、通商・外交はどう動くのか。本特集では総力取材で今後の展開を予測した。

トランプ関税によって日本の海運各社に逆風が吹き始めている。海上荷動きの停滞が予想されるためだ。

日本郵船、商船三井、川崎汽船の3社が共同出資するコンテナ船の専門会社「オーシャン ネットワーク エクスプレス ジャパン」は、輸送量のうち北米航路の割合が3割を占め、前期の好業績から一転して業績悪化が予想されている。国際物流に詳しい神奈川大学の松田琢磨教授は「コンテナ船は新造船が増えており、関税で輸送量が減ると運賃下落が進む」とみる。

自動車船に「入港税」

海運各社にとってさらに頭の痛い問題が自動車船の「入港税」だ。

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