
コマツや日立建機の生産は日本国内が主力。関税の影響は大きい(写真:日立建機)
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ドナルド・トランプ米大統領の相互関税によって、世界経済は不確実性の渦に放り込まれた。企業業績、マーケット、通商・外交はどう動くのか。本特集では総力取材で今後の展開を予測した。
コマツは主力の建設機械・車両の北米売上比率が4分の1を占め、トランプ関税の影響は大きい。2026年3月期営業利益は関税や円高などを織り込み前期比27%減の4780億円を見込む。
北米で販売される建設機械は、日本やブラジルなどで生産し米法人が輸入する。米国で製造する大型鉱山機械は部品の多くが輸入で、鋼材やアルミへの関税が影響する。直接の関税コスト高に加え、需要減による販売台数の縮小が避けられない。
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