米ウーバー、中国の「自動運転企業」と相次ぎ協業 文遠知行、小馬智行、Momentaと中東や欧州で

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ウーバーは文遠知行がアラブ首長国連邦で展開するロボタクシー向けに、すでに配車サービスを提供している。写真は「Uber」のロゴが貼られた文遠知行の自動運転車両(同社ウェブサイトより)

アメリカの配車サービス大手のウーバー・テクノロジーズが、中国の自動運転スタートアップとの協業を広げている。

同社は5月5日、中国の文遠知行(ウィーライド)との提携関係を拡大し、今後5年間に中東やヨーロッパの15都市で「ロボタクシー」と呼ばれる無人運転タクシーの配車サービスを展開すると発表した。

ウーバーと文遠知行は2024年9月に戦略提携し、文遠知行がアラブ首長国連邦(UAE)のアブダビおよびドバイで運行しているロボタクシーをウーバーの配車アプリから利用できるようにしていた。

自社開発から2020年に撤退

翌5月6日、ウーバーは中国の小馬智行(ポニー・エーアイ)との戦略提携を発表した。2025年後半から中東地域で、ウーバーの配車アプリを通じて小馬智行のロボタクシーを呼び出せるようにする計画だ。

さらに、4日前の5月2日には中国のMomenta(モメンタ)とも戦略提携に合意。ウーバーの配車プラットフォームとMomentaの自動運転技術を組み合わせたロボタクシー事業を2026年初めにヨーロッパで開始し、アメリカと中国を除く世界各地に広げていくと発表した。

ウーバーは配車サービスをグローバルに展開しており、2024年の月間アクティブユーザー数は1億7100万人に達した。同社はもともと自動運転技術の独自開発を進めていたが、2020年に撤退を決断。同年末に傘下の自動運転技術部門を40億ドル(約5725億円)で売却した。

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