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金融政策は21世紀に「死んだ」のに、どうして世の中これほど振り回されるか?「物価の権威」渡辺努氏の最終講義への徹底反論③終

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  • 小幡 績 慶応義塾大学大学院教授
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渡辺先生が最終講義で述べたこととはすなわち、第1に、期待に働きかけるという考え方は間違っていない、現代の金融政策は、インフレ期待に働きかける政策であり、その可能性を追求すべきである。

第2に、量的緩和、長期国債を中央銀行が買い取る政策も、バランスシートポリシーとして、中央銀行が国債を中心としたリスク資産をバランスシート上に保有し続けることの効果は大きく、かつそれはポジティブであると考えており、今後、日本銀行による現在のリスク資産(主に国債)保有残高が金利やインフレ期待に対する影響を持つことを期待している。

第3に、異次元緩和が失敗した最大の要因であると渡辺先生が考えるゼロ金利制約、これを取り払うことができれば、金融緩和の可能性は大きく広がる。すなわち、マイナス金利政策に対しては徹底的にポジティブであり、今後、金融政策の進歩のためにもっとも必要なことである。

私の考え方は正反対である。

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