2つのアプリを同時に使いやすい形状は“やや横広”。ファーウェイ「Pura X」が切り開く折りたたみスマホの実用性

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一般的なスマホより横幅がある(筆者撮影)

ややずんぐりむっくりした形状に見えるが、画面の表示が見にくいということはない。縦方向が若干短く感じられるものの、SNSのタイムラインも十分表示できる。また本体を横向きにして動画を再生すると、一般的なスマートフォンより大きなサイズで表示できる。映画やドラマを見るときの臨場感も高く、移動中や空き時間に動画をよく見る人にとっては一度Pura Xを使うとやめられなくなるかもしれない。

Pura Xを開いた状態ではシャツの胸ポケットに入らないなど、大きさに若干の不便さが感じられる。ところがPura Xは本体をたたむことができる折りたたみスマートフォンでもあるのだ。2つ折りにすればサイズは高さ91.7x幅74.3x厚さ15.1mmとなり、手のひらに納まる小型サイズに変形できる。もちろんポケットにも無理なく入る大きさだ。

2つのアプリの同時使用が快適

Pura Xの画面サイズの優位性は、2つのアプリを同時に開いたときにより顕著になる。今やスマートフォンで複数の作業をすることは当たり前だ。たとえばブラウザでレストランを検索しながら、地図アプリで実際の位置を調べてみる、といった操作などだ。多くの人はブラウザと地図を閉じたり開いたりして行き来しながら操作しているだろう。またスマートフォンに慣れた人なら、2つのアプリを同時に表示してそれぞれの操作を行っているだろうか。

だが多くのスマートフォンは2つのアプリを表示すると、どちらもの表示も正方形に近い大きさになるため、それぞれのアプリの表示がやや窮屈に感じてしまう。あるいは動画を見ながらSNSアプリを開くときも、どちらもサイズが中途半端になってしまう。2つのアプリの表示サイズを変えることもできるが、いずれにせよ表示が狭くなるのは否めない。

一方、Pura Xで2つのアプリを表示すると、それぞれが横長の長方形になるため、パソコンの画面を見ているようなサイズ感で表示できる。動画を表示しながらのSNSの閲覧も縦にスクロールする量が増えるものの、横方向に余裕ある表示ができるため窮屈感はない。横向きのスマートフォンを上下に2つ並べたような感じに表示ができるのである。

2つのアプリの表示も見やすい(筆者撮影)
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