偏差値の高い大学ほど「要約」をさせる理由 東大の入試では《要約力》が問われている

「頭の良さ」がわかるポイント
みなさんは、「ここを見れば、その人の『頭の良さ』がわかる」というポイントがどこか、わかりますか?
「頭がいい」という言葉の定義は人によって異なります。たくさんの知識を持っている人、論理的思考に優れている人、空気を読むことができる人……いろんな『頭の良さ』の定義があるわけですが、実は、大学受験において、この問いの答えは明確に1つに定まっています。
それはズバリ、「短く説明できるかどうか」。つまり、「要約力」こそが、受験における“頭の良さ”と定義されているのです。
例えば、偏差値が高い大学と、それほどでもない大学の入試問題を比べて考えてみましょう。国語の入試問題では、次のような違いがあります。
偏差値が高い大学:「Aとあるが、これについて50字以内で説明せよ」
それほどでもない大学:「Aとあるが、これはどういうことか、全体の文脈も踏まえて説明せよ」
日本史や地理などの社会の記述問題でも同様です。
偏差値が高い大学:「これについて、地理的・歴史的背景を踏まえて、60字以内で説明しなさい」
それほどでもない大学:「これについて、地理的・歴史的背景を踏まえて説明しなさい」
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