「無能な上司」ばかりと感じる人に欠けた視点 上司の苦手分野を補うように動いてみると…

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このギャップを埋めるためには、上司への期待値を適切に下げることが必要です。

なりたい上司なんてそうそういない

「なりたい上司や先輩の理想像が見つからない」

「上司を見ていると管理職になりたいとは思えない」

若手の話を聞いていると、このような声をよく耳にします。

社長や役員から厳しい業績目標を担がされ、部下のトラブルの火消しに駆けずり回り、疲れてボロボロになりながら働く……。このような上司の姿を目の当たりにすれば、憧れの存在にならないのは当然の話です。到底ロールモデルとして考えられません。

理想となる人がいない場合は?

そもそも、「この人のようになりたい」と思う先輩や上司が身近にいるのは稀なことです。多様性の時代、一人ひとりの価値観や行動パターンもさまざまです。そんななかで自分にしっくりくる理想像を探すことは難しいのです。

では、完璧な理想像がいない場合はどうすればいいのでしょうか?

それは、周りの人から優れた要素を抽出し、それを組み合わせて自分だけの「仮想ロールモデル」をつくることです。

ほとんどの人にとって、周りの先輩や上司は普通の人です。

しかし一人ひとりをよく見てみると、そんな普通の人のなかにも自分にはない優れた部分がたくさんあります。

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下地 寛也 コクヨ株式会社ワークスタイルコンサルタント、エスケイブレイン代表

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しもじ かんや / Kanya Shimoji

1969年神戸市生まれ。1992年文房具・オフィス家具メーカーのコクヨに入社。デスクや会議室の配置などの「分け方」を研究したことをきっかけに、社会のさまざまなコト、モノ、サービスの「使いにくい」「わかりにくい」といった問題点は「分け方」で「しやすい」に変えることができるという提案をするように。現在はコーポレートコミュニケーション室の室長と同時に新しい働き方を模索して複業ワーカー(エスケイブレイン代表)としてのビジネススキルに関するセミナーや講演、YouTube動画配信などの活動も積極的に行っている。著書に『考える人のメモの技術』(ダイヤモンド社)、『プレゼンの語彙力』(KADOKAWA)など。

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