「無能な上司」ばかりと感じる人に欠けた視点 上司の苦手分野を補うように動いてみると…
このギャップを埋めるためには、上司への期待値を適切に下げることが必要です。
なりたい上司なんてそうそういない
「なりたい上司や先輩の理想像が見つからない」
「上司を見ていると管理職になりたいとは思えない」
若手の話を聞いていると、このような声をよく耳にします。
社長や役員から厳しい業績目標を担がされ、部下のトラブルの火消しに駆けずり回り、疲れてボロボロになりながら働く……。このような上司の姿を目の当たりにすれば、憧れの存在にならないのは当然の話です。到底ロールモデルとして考えられません。
理想となる人がいない場合は?
そもそも、「この人のようになりたい」と思う先輩や上司が身近にいるのは稀なことです。多様性の時代、一人ひとりの価値観や行動パターンもさまざまです。そんななかで自分にしっくりくる理想像を探すことは難しいのです。
では、完璧な理想像がいない場合はどうすればいいのでしょうか?
それは、周りの人から優れた要素を抽出し、それを組み合わせて自分だけの「仮想ロールモデル」をつくることです。
ほとんどの人にとって、周りの先輩や上司は普通の人です。
しかし一人ひとりをよく見てみると、そんな普通の人のなかにも自分にはない優れた部分がたくさんあります。
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