「自分のやり方に固執する人」をどう説得するか? 変化が苦手な人には「3つのバイアス」がある

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変化が苦手な人には主に「3つのバイアス」があるという(写真:studio-sonic/PIXTA)
どんな職場にも、「昔ながらのやり方」を頑なに変えない困った人はいるものですが、脳科学者の西剛志氏によれば、変化が苦手な人には特有の3つのバイアスがあるそうです。
自分のやり方に固執する人の背中をそっと押してあげるにはどんな方法があるのでしょうか。西氏の著書『結局、どうしたら伝わるのか? 脳科学が導き出した本当に伝わるコツ』から一部を抜粋・編集して、3つのバイアスへの対処法を解説します。

自分のやり方に「固執する人」に特有のバイアス

「人生を変えることができるんでしょうか?」

そんな質問をされたことがあります。

質問した人は、ずっと人生を変えたいと思いながら、変えられないことに苦しんでいるというのです。

「人生を変えたい」

そう願っている人も多いと思います。

一方で、

「人生を変えることには怖さがある」

そう思っている人も多いと思います。

変化することには、期待と不安が両立しています。だから、変わりたいけど、変われない。仕事で何か新しいことにトライしたい。そう思っても、これまでのやり方をなかなか変えられない人もいると思います。

転職する、結婚する、離婚する、引っ越しする……、したいけどできない。変化することが苦手な人にはどんな脳の特性があるか、それを知ることが変化することの第一歩です。

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西 剛志 脳科学者(工学博士)、分子生物学者

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にし たけゆき / Takeyuki Nishi

脳科学者(工学博士)、分子生物学者

1975年生まれ。東京工業大学大学院生命情報専攻卒。博士号を取得後、特許庁を経て、2008年にうまくいく人とそうでない人の違いを研究する会社を設立。世界的に成功している人たちの脳科学的なノウハウや、才能を引き出す方法を提供するサービスを展開し、これまで3万人以上に講演会を提供。著作は20万部のベストセラー『80歳でも脳が老化しない人がやっていること』(アスコム)をはじめ、『1万人の才能を引き出してきた脳科学者が教えるやりたいことの見つけ方』(PHP研究所)、『脳科学的に正しい! 子どもの非認知能力を育てる17の習慣』(あさ出版)など、海外を含めて累計発行部数 40万部を突破。

【脳科学者 西剛志公式サイト】
https://nishi-takeyuki.com

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