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セダン廃止で新型「パサート」はどうなったのか? 出来は上々!コスパ高いのは最上級グレードか

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ステアリングホイールを操作したときの車両の動きは素直で、カーブの大小にかかわらず、思いどおりに回っていける。フロント外側のサスペンションがいい具合にふんばってくれ、車体のロールは比較的少ない。

高速道路でもサスペンションはよく動いて、路面の凹凸をていねいに吸収してくれる。乗り心地は、かなり快適だ。

広い後席は、通常のカンパニーカーをビジネスクラスにたとえるなら、その上をいくファーストクラス。実際、フォルクスワーゲンはファーストクラスという表現を使っており、「なるほど」と思わせるものがある。

オプションのレザーシートがついたeHybrid Eleganceのインテリア(写真:フォルクスワーゲン グループ ジャパン)
後席空間の広さは特筆もので、大人がゆったりくつろげる(写真:フォルクスワーゲン グループ ジャパン)

今回、乗ったeHybrid Eleganceには、オプションの「DCC Pro」なる電子制御ダンパーがそなわっており、これが乗り心地と操縦性におおきく寄与していると説明される。

DCC Proは、ダンパーの伸び側と縮み側のバルブを別々にコントロールすることで、両立が難しい快適性とスポーツ性をともに高いレベルに引き上げているという、フォルクスワーゲン自慢のシステムだ。

日本の高級セダンの中にも、とくにワインディングロードの下りでダンパーが十分に機能しなくなって、落ち着かない動きになるモデルが見られる。DCC Proを装備したパサートeHybridにそんな落ち着きのなさはなく、そこにもいたく感心させられた。

中央に大きなタッチスクリーンを設置したインストルメントパネル(写真:フォルクスワーゲン グループ ジャパン)

DCC Proが標準装備されるのは「eHybrid R-Line」のみで、今回のeHybrid Eleganceをはじめ、eTSIでもTDI 4MOTIONでもオプション(レザーシートとセット)となるが、これだけは選んだほうがいいと思う。

価格は524万8000円~、コスパなら最上位?

eHybridのカタログ燃費は、18.0km/L(WLTCモードによるハイブリッド燃費)。ちなみにマイルドハイブリッドのeTSIでは17.4km/L、TDI 4MOTIONは16.4km/Lだ。

プラグインハイブリッドのeHybridは、モーターのみでの走行も可能なため、人によってはほとんどモーターだけで走ることもできるだろう。

価格は、「eTSI Elegance Basic」の524万8000円から。今回のeHybridは655万9000円で、スポーティな装いの「eHybrid R-Line」が、シリーズ最高値で679万4000円となる。ただし、eHybridは55万円のPHEV補助金が受けられ、そうなるとTDI 4MOTION(622万4000円から645万8000円)よりも価格が低くなる。

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前記のとおり、eHybrid R-LineにはDCC Proが標準装備となるから、最上位グレードが最もコストパフォーマンスの高いグレードといえるかもしれない。

【写真】新型「パサート」EleganceとR-Lineの内外装やディテールを見る(82枚)

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