ラスベガスに見る、テスラ無人タクシーの実現性 地下に広がるLVCCループとロボタクシーの未来

著者フォロー
ブックマーク

記事をマイページに保存
できます。
無料会員登録はこちら
はこちら

印刷ページの表示はログインが必要です。

無料会員登録はこちら

はこちら

縮小
ラスベガスにある「LVCC Loop(ラスベガス・コンベンション・センター・ループ)」
ラスベガスにある「LVCC Loop(ラスベガス・コンベンション・センター・ループ)」(写真:平野 陽)

昨年10月10日に完全自動運転EVのロボタクシーとロボバンを発表し、今年1月29日には無人によるロボタクシーサービスを6月からテキサス州オースティンで開始すると明らかにしたテスラ。CEOのイーロン・マスク氏が社内外に向けて到底不可能と思える目標をぶち上げることはいつものことだけに、果たして実現性があるのかどうか注目が集まっている。

ラスベガスの地下を走るタクシー

すでに現在、有人のテスラタクシーが客を乗せて地下トンネルを走っている
すでに現在、有人のテスラタクシーが客を乗せて地下トンネルを走っている(写真:平野 陽)

テスラによる無人タクシーサービスが開始されると聞くと、同時に思い起こされるのが、マスク氏がオーナーを務める別の会社、The Boring Company(ボーリング・カンパニー)の存在だ。

ラスベガス・コンベンション・センターの地下にステーションが設けられている
ラスベガス・コンベンション・センターの地下にステーションが設けられている(写真:平野 陽)

ボーリング・カンパニーは渋滞する都市部の地下に細いトンネルを掘り、その中をタクシーで移動できる地下交通インフラを提供する企業。カジノの街として知られるネバダ州ラスベガスではすでに実用化されており、CES(コンシューマー・エレクトロニクス・ショー)などの大規模イベントが開催されるラスベガス・コンベンション・センター周辺に複数の乗降ステーションが設けられている。

次ページ2021年に運行が開始された「LVCC Loop」とは
関連記事
トピックボードAD
自動車最前線の人気記事